現実はあなたの意識で創られている

有名な小話があります。

ある靴メーカーが
新規市場を開拓するため、
2人の調査員会社を
アフリカに派遣しました。

調査員Aは、浮かぬ顔で言いました。

「残念なお知らせです。
 靴は売れないでしょう。
 誰も靴を履いてません」

調査員Bは、喜び勇んで言いました。

「凄い朗報です。
 きっと靴は爆発的に売れます。
 誰も靴を履いてないのです」

二人とも同じ現実を見ています。

でも調査結果は真逆でした。

あなたはどう思いますか?

もちろんこの会話には、
情報が不足しています。

まったく新しい市場に
まったく新しい製品を投入する場合、
現状の生活習慣だけでなく、
意識調査や経済発展の状況など
いろんな前提条件を考慮する
必要があります。

これは極端な例ですが、
現実も同じだと思います。

家庭では、
夫婦でも、親子でも

会社では、
上司と部下、同僚でも

現実は同じでも
頭の中に創られる現実は
まったく違っています。

私たちはほぼ100%
他者への否定や批判、
自分の価値観や考え方という
自分色のメガネで
現実を見ています。

ひとつ例をあげますね。

仮に苦手科目があったとします。

それは、英語かも国語かも
それとも理科かもしれません。

その科目が嫌いに
なった理由をこんな風に考えた
ことはありませんか?

〇〇先生の教え方が悪い
〇△先生が好きじゃない
△〇先生は声が小さく眠くなる

だから私は、その科目が苦手に
なったんだと!

真剣にそう思うことないですか?

実際にクラスメイトの
大半が感じるように、
その先生は、教え方が上手くなく
ブサメンで、蚊の鳴くような声で
授業をていたかもしれません。

しかし、もし、その先生のせいで
その科目を苦手になったとしたら、
その先生から教わった生徒全員が
苦手になったはずです。

でも実際には違うはずです。

その科目が得意だし
好きな生徒は必ずいます。

世の中に絶対は、あり得ません。

繰り返しになりますが、
私たちが見ている現実、
知っている現実は、
すべて自分の意識が勝手に
創り上げているものです。

現実はその人の意識で創られている

このことを意識すると
人間関係のトラブルが減り
会話が弾むと思います。

コミュニケーションを大切にするとは
他者を尊重し、
理解しようと思う気持ちを持つ事が大切です。

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