睡眠の重要性

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【睡眠の科学】
4月20日に開催された第18回ブレイン・ラボ「睡眠の科学」では、1988年に覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見された筑波大学の櫻井武教授にお話しをお伺いしました。

動物は寝ないと死んでしまう。

ラットの断眠実験では4日間で死んでしまったという。

しかも、人間の身体の進化は数100万年単位でしか進化しない。
現代人の身体は、まだ人間が”火を使っていない時代”の身体なので、
陽が昇ると身体も目覚め
陽が沈むと身体も休める
のが最も自然な睡眠形態であり、
夜更かしや睡眠不足が身体に良くないのは自明の理。

成長ホルモンが出るゴールデンタイムは、22時から午前2時の間
美容と若々しさを意識するなら22時には寝るべきである。

睡眠の種類(ノンレム睡眠とレム睡眠)

ノンレム睡眠(N1、N2、N3)とレム睡眠をPCで例えると。

        電源 インターフェース ネットワーク
覚醒状態     ON      ON      ON
ノンレム睡眠 スリープモード  オフ      オフ
レム睡眠     ON      オフ  オフ

睡眠パターン
一般的に、寝入り端からすぐにが一番深い睡眠(ノンレム睡眠STAGE4)が得らる。
このとき副交感神経優位になり、成長ホルモンが分泌される。

最初に訪れるノンレム睡眠時にいかに深い眠りが得られるかが鍵で、その後、レム睡眠(身体が弛緩し切っている状態)とノンレム睡眠を数回繰り返しながらレム睡眠(情報処理を行い夢を見る)の時間帯が長くなり、朝方に副腎皮質ホルモンが覚醒を促す。

脳温の変化や血糖値などのメカニズムなど睡眠を科学的に理解することで、日常生活の活かし方がわかる。

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